何度も聞いてきた言葉は、贈り物になる。

会議で。ふとした会話で。判断に迷ったときに。
その方が何度も口にしてきた言葉を、あなたは知っています。

その言葉に頷き、ともに歩んできたあなただからこそ、
贈れるものがある。

受け取る方にとっても、それは自らが大切にしてきた言葉です。
手元に置き、飾り、折に触れて見つめることができる。

OSHIDEは、経営理念、社是、座右の銘など、その方の哲学を、
現代の名工・三田村熙菴が一文字ずつ刻む、世界にひとつの工藝印章です。

経営者への贈り物に、
その方の「大切な言葉」を刻んだ工藝品を。

経営者への贈り物に、その方の「大切な言葉」を刻んだ工藝品を。

長年お世話になった経営者の方へ、どのような品をお贈りすればよいだろう。
会社の周年や事業承継という大切な節目に、末永く残る記念の品を選びたい。
すでに多くのものをお持ちの方へ、ありきたりではない、心の伝わる贈り物を届けたい。
OSHIDEは、贈られる方の経営理念、座右の銘、大切にしてこられた言葉を、世界にひとつの印章としてお仕立てする、オーダーメイドの工藝ギフトです。
贈る方のお気持ちを丁寧に伺い、黄綬褒章を受章した現代の名工・三田村熙菴が、一文字ずつ心を込めて彫り上げます。飾ってお愉しみいただくことも、朱肉をつけて捺していただくこともでき、企業や人生の節目を末永く伝える一品となります。

退任祝い・周年記念・就任祝い・事業承継・創業者への感謝に。

このような贈り物をお探しの方へ

贈る場面

● 退任・勇退:会社を導いてきた方の功績を称える記念に
● 創業・周年:創業者の言葉や企業理念を次代へ残す節目に
● 就任・事業承継:新たな責任を担う経営者への贈り物に
● 恩師・先輩への感謝:長年の指導や支援へのお礼に
● 共同経営・重要な契約:共に守る約束を形に残す記念に

このようなお気持ちに

● 一般的な記念品では伝えきれない敬意を表したい
● すでに多くのものをお持ちの方に、特別な品を贈りたい
● その方の生き方や経営哲学への敬意を伝えたい
● 企業理念や創業者精神を、次の世代へ受け継ぎたい
● 贈る理由や物語まで大切にできる品を選びたい

OSHIDEでお贈りするもの

その方が大切にしてこられた言葉を、手彫りの工藝印章に。

経営理念、社是、座右の銘、その方を象徴する言葉などを丁寧に伺い、限られた印面の中に美しく調和する形へ整えてまいります。
彫刻に入る前には印面デザインをご覧いただき、文字と構成をご確認いただいたうえで制作を進めます。

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刻む言葉がまだ決まっていない場合も、どうぞご安心ください。

贈られる方とのご関係や心に残るエピソードを伺い、その方にふさわしい言葉をともに考えるコンサルティングも承ります。

OSHIDEの6つの特徴

1. お一人おひとりのための誂え

その方の理念や歩みをもとに、世界にひとつの印面をおつくりします。

2. 薩摩本ツゲへの手彫り

緻密で粘りのある印材に、機械彫りではなく、一文字ずつ丹念に刀を入れます。

3. 名もなき工人の技を受け継ぐ「駒丈」

技術講習会、競技会、展覧会を通じ、幾世代もの職人が命を懸けて技を磨いてきた駒丈の印材を採用します。

4. 玉手箱としての設え

OSHIDE専用の貼り箱は、作品を収めるだけの容器ではありません。
箱を開く瞬間から、過去・現在・未来へと思いを巡らせる、小さな空間として設えます。

5. 印刀から生まれる美

パソコン上の造形を印材に写すのではなく、篆書の骨格、分間と呼ばれる線の間隔、刀の幅と運びから、印章ならではの美を立ち上げます。

6. 対話から始まる制作

贈る方のお気持ちを伺い、言葉、印面、設えを一つひとつご相談しながら整えます。

Featuresなぜ「駒丈」の印材を使うのか

OSHIDEの印材

駒丈とは

活版印刷と技術講習会から受け継がれた、作品のための印材。

現在、一般に販売される角印は、押しやすいよう丈が約60mmあります。一方、OSHIDEに用いるのは、高さ約23.6mmの「駒丈」です。

この駒丈は、凸版印刷の活字駒に由来します。大正12年に創刊された業界誌『印の畑』の技術講習会では、かつて8分角(24mm角)の作品を印影ではなく、彫刻した駒そのもので提出し、活字駒と一緒に組んで印刷していました。そのため、活字と揃う丈が必要でした。

やがて駒丈は、技術講習会や「大印展」「全国印章技術大競技会」などで、職人が文字の構成、分間、筆意、余白、刀の運びの技を競う作品用の印材として受け継がれてきました。

販売するための印材ではなく、技を志す者が机上に置き、仕事の合間にも眺め、朱筆を重ね、命を懸けて腕を磨いてきた駒。そこには、名人・名工だけではなく、名もなき工人たちの汗と研鑽が刻まれています。

OSHIDEは、これまで商材にならなかった駒丈に新たな役割を与え、競技会や展覧会で磨かれてきた印章木口彫刻の技を、現代の贈答品として社会へひらく試みです。

言葉を刷る活字の駒から、言葉に志を宿す工藝印章へ。

OSHIDEは、約400年にわたり受け継がれてきた印章木口彫刻の技と、そこに人生を懸けた工人たちの仕事を、次の時代へ手渡します。

技術競技印材と工藝印章

Features印刀から生まれる、印章の美

デザインを彫るのではなく、彫ることからデザインが現れる。

OSHIDEにおける印面の美は、パソコン上で完成させた図案を、そのまま印材へ移すものではありません。

篆書の文字線と、その間に生まれる空間。
書の言葉で「分間」と呼ばれる間隔。基底刀と呼ばれる印刀の幅、角度、運び。
先人から受け継いだ規律の中で刀を動かすことによって、文字と余白が調い、印章としての姿が現れます。

三田村煕菴は、このあり方を「彫刻優先型のデザイン」と捉えています。
目新しさのために文字の骨格を崩すのではなく、約400年にわたり受け継がれてきた木口彫刻の技を礎に、その方のための新しい印面を生み出します。

印刀は、先人から今へと渡されてきたバトンです。

OSHIDEは、外から意匠を付け加えるのではなく、素材、文字、刀、手仕事の中から生まれる、工藝としてのデザインを大切にします。

印刀の先端

Features玉手箱としての、OSHIDEの貼り箱

そっと箱を覗いたとき、何が見えるでしょうか。

過去なのか、未来なのか。あるいは、いま大切にしたい約束なのか。

OSHIDEの貼り箱は、単に商品を保護するための包装ではなく、印章と向き合うための「玉手箱」として設計します。
プロポーションには日本文化になじみ深い白銀比を取り入れ、ロゴは黒箔で静かな高級感と神秘性を添えます。

箱の中に目指すのは、デジタルとアナログ、美と醜、善と悪といった区別をいったん離れ、
人が約束を信じ、互いの関係を大切にしてきた根源へ思いを巡らせる小さな空間です。

OSHIDEのロゴに込めた意味

「O」は全体を包む天の叢雲。
「I」は三種の神器のひとつ、草薙剣を表します。
その「I」の上部が横へ伸び、「H」とともに鳥居を思わせる姿をつくります。

篆書・小篆の筆意をアルファベットへ移し、印章渡来以前の古代日本、OSHIDEの世界へと誘うしるしです。

OSHIDEのロゴ手書きイラスト

Product & Price商品と価格

ご納得いただいたうえで彫刻を始めるために。

ヒアリングで伺った内容をもとに、三田村熙菴が印面を設計し、彫刻前にデザイン案をご提示します。
文字の骨格、線、余白、全体の調和は、それぞれが関係し合うひとつの作品として設計されています。

そのため、複数案の一部を組み合わせたり、文字だけを別案と交換したりすると、全体をあらためて設計し直す必要があります。
OSHIDEでは、手彫りの価値と制作時間を守りながら、安心してご注文いただけるよう、標準範囲と追加対応をあらかじめ明確にします。

サイズ・標準価格・納期

OSHIDEは、印章だけでなく、贈るための設えまでをひとつの商品としてお届けします。

商品画像商品画像

24mm 角

小ぶりで端正なサイズ

文字数の目安:6文字程度まで

制作期間の目安:約1ヶ月(目安)

価格:90,000円(税別)

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30mm 角

贈りやすさと存在感を備えたサイズ

文字数の目安:10文字程度まで

制作期間の目安:約1ヶ月(目安)

価格:120,000円(税別)

商品画像商品画像

36mm 角

OSHIDEの基本となる推奨サイズ

文字数の目安:15文字程度まで

制作期間の目安:約1ヶ月(目安)

価格:180,000円(税別)

Standard Price

標準価格に含まれるもの

● 薩摩本ツゲの印章本体
● 基本的なヒアリング
● 印面に収めるための言葉の整理
● ヒアリングをもとにした初回デザイン:1案
● 同一案内での軽微な調整:1回
● 基本の印面設計
● 標準範囲内のデザイン確認・調整
● 対象となる調整:誤字の修正、確認事項の反映、全体設計を変えない範囲の微調整
● OSHIDE専用の貼り箱
● 標準の下ゲス・内側台紙・解説書
● 箱入れ・検品


Option Price

追加料金となる内容

● 標準の目安文字数以上の増字の場合、追加料金となります
● 長い理念や文章は、意味を損なわない言葉への整理をご提案できます。
● 45mm角・60mm角、丸型などもご相談いただけます。
● 大型サイズは文字数や表現の幅が広がる一方、制作期間も長くなります。
● 2案目以降の新規デザイン
● 確定後の言葉・文字数・方向性の変更
● 複数案から文字や一部分を組み合わせるご要望
● 全体の構成や文字の骨格を組み直す修正
● 標準回数を超える追加修正
● 制作状況と内容によりお急ぎのご相談にもお応えできる場合がございます。ご希望の使用日をお知らせください。

追加費用と納期は、変更内容を確認したうえで、作業前にご案内します。

「その方をよく存じ上げているからこそ、どの言葉を刻むべきか迷う」という方へ。

贈る言葉に迷われたらご相談ください

贈る目的、お相手とのご関係、心に残る出来事、その方が大切にしてこられたお考えを丁寧に伺い、印面にふさわしい言葉をともに探してまいります。
理念の深掘り、複数案の作成、追加のお打ち合わせを伴う本格的なコンサルティングは、内容に応じて個別にお見積もりいたします。

ご提案できること

・長い経営理念から、核となる意味を見いだす

・座右の銘、熟語、禅語などから、その方にふさわしい表現を選ぶ

・エピソードやお人柄を、贈り物として意味のある短い言葉へ整える

・印面の大きさに合わせ、読みやすさと造形の美しさを調える

・複数の候補と、それぞれの言葉を選んだ理由をご提示する

How to Orderご相談からお届けまで

お渡しになる日がお決まりの場合は、最初にお知らせください。

標準サイズでも、制作には約1か月を頂戴します。言葉の選定や特別な設えをご希望の場合は、余裕をもってご相談くださいますようお願いいたします。

印章

お問い合わせ

Flow 01

贈答の目的、ご希望の納期、現時点でお考えの内容をお知らせください。

お知らせいただきたいこと

・贈る目的と、お渡しになりたい日や時期をお知らせください。ご予算の目安がございましたら、あわせて伺います。

・刻む言葉やサイズがお決まりでなくても構いません。現在お考えの範囲でお聞かせください。

・フォーム、お電話のいずれでも承ります。お問い合わせの段階で、正式なご注文となることはありません。

ヒアリング

Flow 02

お相手とのご関係、理念、エピソード、お伝えになりたい思いを丁寧に伺います。

贈られる方のお話をお聞かせください

・ご職業や事業の内容、これまでの歩み、仕事に込めてこられた思いを、分かる範囲でお聞かせください。

・お相手とのご関係や、お付き合いの長さ、心に残る出来事を伺います。

・何度も口にされていた言葉や、大切にされている理念があれば、その言葉を耳にした場面もお聞かせください。

言葉と仕様のご提案

Flow 03

刻む言葉、サイズ、形状、追加加工、パッケージをご提案いたします。

刻む言葉について

・印章彫刻ならではの美しさを生かすため、漢字を中心とした言葉や、漢詩の一節・禅語などをおすすめしています。ひらがな・カタカナを交えた表現もご相談いただけます。

・英文やアルファベットのみの表現は、印面の構成や技法上、ご希望に添えない場合がございます。まずは、その言葉に込めた意味をお聞かせください。

・長い言葉は、意味を大切にしながら印面に収まる表現へ整えます。言い換えや別の言葉をご提案する際は、ご意向を確認しながら進めます。

お見積もり・正式注文

Flow 04

仕様、価格、納期、印面デザインの提案・修正条件をご確認いただきます。

ご注文前にご確認いただくこと

・刻む言葉、サイズ、数量、設え、お届け予定と、追加費用・送料を含むお支払い総額をご確認いただきます。

・基本的なヒアリングと言葉の整理は標準価格に含まれます。理念の深掘りや複数の言葉の候補作成など、本格的なご相談は別途お見積もりいたします。

・お支払い方法・時期、変更・キャンセル条件をご案内し、内容にご納得いただいたうえで正式なご注文を承ります。

印面デザインのご確認

Flow 05

標準範囲のデザイン案をご覧いただき、ご承認後に彫刻へ進みます。

彫刻に進む前にご確認ください

・標準価格には、初回の印面デザイン1案と、同一案内での軽微な調整1回が含まれます。

・刻む文字の内容と印面全体の構成をご確認ください。ご承認をいただいてから彫刻へ進みます。

・新たな案の作成、言葉の変更、異なる案の一部を組み合わせる修正などは、追加費用が生じます。費用と納期への影響を、作業前にご案内します。

手彫りによる制作

Flow 06

一文字ずつ、丹念に彫り上げます。

制作にあたって

・ご承認いただいた文字と構成をもとに、三田村熙菴が印刀を用い、一文字ずつ彫り上げます。

・彫刻開始後は、文字や仕様の変更が難しくなります。変更のご希望は、印面をご確認いただく段階でお知らせください。

仕上げ・検品・箱入れ

Flow 07

印面、印影、外観を確認し、OSHIDE専用の貼り箱へ丁寧にお納めします。

贈り物としてお納めするために

・印面・印影・外観を確認し、標準仕様の内装・解説書とともに、専用の貼り箱へお納めします。

・標準仕様以外の包装や添え状などをご希望の場合は、お見積もりの段階でご相談ください。対応の可否と費用をご案内します。

お届け

Flow 08

贈り主様への納品、贈られる方への直送のいずれもご相談いただけます。

お届けについて

・贈り主様へのお届け、贈られる方への直送のいずれも承ります。お届け先とご希望日を事前に確認します。

・直送の場合は、贈り主様のお名前の表示と、納品書など金額の分かる書類の扱いを確認します。

・到着後は、お品物の状態をご確認ください。破損やお届け内容の相違がございましたら、当店へご連絡ください。

Kian黄綬褒章を受章した現代の名工・三田村熙菴

三田村熙菴近影

黄綬褒章を受章した現代の名工・三田村熙菴

受け継いだ技を礎に、一文字に心を尽くす。

三田村 薫(號・熙菴)は、長年にわたり実用印章と印章作品の制作に向き合い、卓越した技能を磨き続けてきた印章彫刻師です。

印章の世界へ進んだのは30歳を越えてからでした。高松での修業時代は寝食を惜しんで印刀を研ぎ、印譜や講習会作品を見つめ、技術講習会、展覧会、全国印章技術大競技会への出品を重ねました。仕事机には常に字入れした駒を置き、仕事の合間にも朱筆を重ねる。その積み重ねが、今日の技を形づくっています。

労働大臣検定一級印章彫刻技能士として制作に携わる一方、全国印章技術大競技会の審査員、職業訓練指導員、大阪や名古屋の技術講習会講師として、印章彫刻の技と精神を次の世代へ伝える役割も担ってきました。

印章彫刻には、文字の成り立ちと骨格を深く読み、限られた印面の中に余白と重心を調え、一文字一文字を美しく結び直す高度な技が求められます。

三田村煕菴が何より大切にしているのは、栄誉を誇ることではなく、文字が受け継いできた形と意味に敬意を払い、使う方、贈る方、受け取る方の思いを受け止めながら、定められた手順を誠実に積み重ねることです。

略歴

● 労働大臣検定一級印章彫刻技能士
● 全国印章技術大競技会審査員
● 職業訓練指導員

主な受章・表彰歴

● 平成29年 黄綬褒章受章
● 平成26年 現代の名工(卓越した技能者表彰)・卓越した技能章受章
● 平成24年 なにわの名工(大阪府優秀技能者表彰)
● 平成15年 全国技能士連合会会長表彰
● 平成12年 全国印章技術大競技大会 労働大臣賞受賞

黄綬褒章受章・現代の名工

かつて三田村煕菴は、こうした称号を掲げることに、どこか気恥ずかしさを感じていました。
しかし、その言葉を信頼のよりどころとして来店される方や、数ある印章店の中から選んでくださる方との出会いを重ね、
今では、この栄誉が技術への信頼を自然に伝えてくれることに感謝しています。

私が彫るのは、文字の形だけではありません。

その方が守ってこられた約束と、贈る方が寄せる敬意が、一本の印の中で出会うように。
気持ちを静かに調え、仕上げ刀を研ぎ、一文字ずつ刀を入れます。

FacilityOSHIDEの由来

印納社

『日本書紀』に記された「おしで」

『日本書紀』巻第三十、持統天皇六年九月の条には、神祇官が神宝、書、鑰とともに「木印一個」を奉ったという記録があります。後世の和訓では、この木印一個を「おしで」と読んでいます。
一方で、それがどのような形を持ち、どのような祭事や場面で用いられたのか、詳しい記録は残されていません。現在の印章と同じものであったと断定することもできません。

ここから先は、三田村熙菴の考察です。

大陸から印章と律令の制度が伝わる以前の日本にも、神と人、人と人との間で交わす「約束」を、何らかのしるしとして受け止める精神的な土壌があった。その土壌があったからこそ、日本は後に隋唐の印章と制度を受け入れ、独自の印章文化へ育てることができたのではないか。
三田村煕菴は、この制度以前の根源的なあり方を「OSHIDE」と呼びます。漢字の意味に固定せず、音として受け継がれたものを大切にするため、表音文字であるアルファベットで表しました。

記録されていることと、そこから受け取った思想

記録に残るのは、『日本書紀』の「木印一個」と、その和訓である「おしで」です。

そこに「神と人、人と人との約束」という意味を見いだし、印章渡来以前の精神性として捉えることは、印章の歴史と技に向き合ってきた三田村煕菴自身の考察です。

おしでの歴史
約束の手

OSHIDEが伝えたい、二つのこと

一つは「約束」。もう一つは、400年の印章木口彫刻技術。

印章には、本人確認や所有を証明する"certification(認証)"の側面と、人の意思や約束を外界から守る"seal(封泥)"の側面があります。

認証の役割は、社会のデジタル化によって他の手段へ置き換わりつつあります。しかし、誰かを信じること、自らの決断に責任を持つこと、交わした約束を大切にすることは、デジタルだけでは代替しきれません。

OSHIDEが取り戻そうとしているのは、このsealとしての印章の精神性です。そしてもう一つ、室町後期から織豊期以降、約400年にわたって名もなき工人たちが磨き、手渡してきた印章木口彫刻の技を、工藝として次の世代へ残すことです。

必要だから買う印章から、残したいから贈る工藝へ。

制度に支えられた認証の道具としてだけではなく、人と人との約束を支え、技を未来へ手渡す工藝として。OSHIDEは、印章の新しい生業と継承のかたちを提案します。

贈り主様が抱く深い敬意と、贈られる方が守ってこられた志を、一本の木口に結晶化いたします。

印章と印刀

FAQよくあるご質問

ご注文前によくお寄せいただくご質問をまとめました。
こちらに記載のない内容につきましては、お気軽にお問い合わせください。

Contact
ご注文・制作のご相談

OSHIDEは、お話を伺いながら一つひとつお仕立てする工藝印章です。
ご注文をご希望の方も、刻む言葉に迷われている方も、専用フォームまたはお電話からご相談ください。
仕様・お見積もりをご確認いただいたうえで、正式なご注文を承ります。

Special Thanks敬意は、言葉だけでは伝えきれないから。

あの方が歩んでこられた道を、どれほど大切に思っているか。

あの方が守り抜いてこられた志を、これからも受け継いでほしいと願っていること。

そのお気持ちを、黄綬褒章を受章した現代の名工が彫り上げる、一本の工藝印章に託してみませんか。

大切な方の哲学を、世界にひとつのOSHIDEへ。